Aug 15, 2024伝言を残す

エンドミルの目的

フェイスロジウム
エンドミルはフェイスミルとしても使用できますが、切込み角が90度であるため、主な切削力に加えて、工具には主にラジアル力がかかるため、ツールホルダーのたわみや変形が発生しやすく、振動も発生しやすく、加工効率に影響を与えます。

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側面のロジウム
エンドミルによる加工に適したほとんどのワークピースには、底面(フライス盤のスピンドルに平行)に対して垂直な 1 つ以上の側壁面があり、これにより、正面フライス加工では発生しない問題、つまり側壁の形状と精度の問題が発生します。
図 3-3 は、エンドミルの円周歯によって形成される側壁面を示しています。側壁面は複数の円弧ラップで構成されていることがわかります。正面フライスカッターインサートのフィレットによって形成される底面と同様に、このエンベロープの平坦度は、工具直径と歯当たりの送り量、およびカッター歯の半径方向の円周振れの両方に関係しています。刃先の一部がカッターの円周刃の円筒上にない場合、この側壁は正しい形状から外れます。一部のインデックス可能エンドミルにはこの問題がありますが、これについては、この章のインデックス可能エンドミルのセクション、セクション 3.3 で説明します。

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                                                3-3
クライムミリングと従来のミリングの問題については、本書の第 1 章、セクション 13 で説明しましたが、これはエンドミリングにも当てはまります。同時に、エンドミリングでは、側壁を加工するために、より小さな直径とより長いオーバーハングが使用されることが多いため、クライムミリングと従来のミリングによって、側壁の加工面の精度が変わります。図 3-4 と 3-5 は、エンドミルの側壁をミリングするときにエンドミルにかかる力の概略図を示しています。切削力の半径方向成分に注意することが重要です。この成分の効果は、ワークピースをツールに向かって引っ張ることであり、ツールの反作用力は、ツールをワークピースに向かって引っ張ることです (力図にはプロットされていません)。この動作とツールのオーバーハングの結果、ツールは「入り込む」傾向があり、ワークピースの側壁の根元で「ガウジ」現象 (「アンダーカット」とも呼ばれます。図 3-6a を参照) が発生します。

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                                                                                                           3-5
しかし、ダウンカットにおける切削力の半径方向成分は逆の効果があります。ダウンカットにおける切削力の半径方向成分により、ワークピースは工具から離れる傾向があり、また、ワークピースの工具に対する反作用力も工具をワークピースから遠ざけます。この作用と工具のオーバーハングの結果、ワークピースの側壁の根元が工具から相対的に離れ、「アンダーカット」現象が発生します(図 3-6b を参照)。
したがって、エンドミルを使用してスロットを作成する場合、それが貫通溝ミルであろうと閉じたキー溝であろうと、溝の幅がフライスカッターの直径に等しい場合、つまり両側が同時に切削される場合、片側はアップミリング、もう片側は従来のミリングを行う必要があり、両側の力とツールのオーバーハングによってツールがたわみ、図 3-6c に示すように、片側ではオーバーカット、もう片側ではアンダーカットが発生します。

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a)オーバーカット b)アンダーカット c)両側がそれぞれオーバーカットとアンダーカットされている

CNC加工用エンドミルの種類

CNC 加工用のエンドミルには主に 4 つの種類があります。

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